Review...Magic For People Who Disbelieve Magic!!

They are..Of Montreal(from America),who are
One of the best phychedelic pop bands ever!
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第一回:魅惑のシンガーソングライター特集☆☆
ここ、コラムのコーナーでは、様々なテーマ別にアーティストやCDの紹介を行って いく予定です。第一回は、魅惑のシンガーソングライター(以下SSW)特集(星ふ たつ)ということで、躍進目覚ましい最近のSSWさん達について取り上げてみるこ とにしました。男女問わず。伝統的なフォークサウンドにエレクトロニカを導入して みたり、クラシックに立ち返ってみたり、はたまたラテンのリズムとの融合を目指し てみたり、とにかく多様なSSWの世界。今回はその中から、以下のアーティスト、アルバムに ついてご紹介いたします。試聴リンクを全てに貼ってありますので、私のろくでもない解説を読むより先に是非!お聞きになってみて下さい。
Artist
Matt Marque
Feist
Sufjan Stevens
Rufus Wainwright
Antony & the johnsons
Sondre Lerche
Patrick Wolf
Jeff Hanson
Jaymay
Album
Nothing Personal
Let It Die
Illinois
Want Two
I Am A Bird Now
Two Way Monologue
Wind In The Wires
Son
-
Matt Marque/Nothing Personal
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公式サイト内の試聴ページ
硬質感の中に暖かさがある。夕暮れ時の都市の風景に、マット・マーキーの歌はとてもよく似合う。 アコギ、トランペット等の生楽器とマットのボーカル、そして打ち込みの硬質なビートの絶妙な絡み合いが素晴らしい。 チルアウト系のアレンジの中からふわりと浮かび上がり、しかし確実に心に沁みてくるメロディアスな旋律。 シカゴ在住のシンガーソングライターの2ndアルバム。
Feist/Let It Die
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公式サイト内の試聴ページ
ボサノバありディスコポップありフレンチポップの香りまで漂わせちゃって、 もーちゃんと着地できるのかドキドキヒヤヒヤ…ということも無く、 ゆったりと彼女の歌声に身を任せてしまえる不思議。それが力量なんでしょうきっと。 カナダの女性シンガーソングライターFeistの1stアルバムは、なんというかそんな感じです。長い。 キングスオブコンビニエンスの2ndアルバムでバックコーラスをしていた時の歌声に惹かれて購入したんですが、 大当たりでした。とにかくセンスが良過ぎますフェイスト姉さん。
Sufjan Stevens/Illinois
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アメリカ50州それぞれをテーマにしてアルバムを作っちゃうよという何とも規模の大きな企画を立ち上げてしまった シンガーソングライター、スフィアン・スティーブンス。一部マジメなんだかマジメじゃないんだかいまいち不明な歌詞や音作りに 思わず好感を持ってしまう方も多いのでは。私は持ちました。録音時間70分以上の大作である今作イリノイですが、 飽きさせず最後までしっかりと聞かせてくれます。 どこか童謡的で親しみのあるメロディと可愛らしいアレンジで皆の人気者になったスフィアンくん。 50州全てのアルバムを出し切ることが出来るのでしょうか。楽しみです!
Rufus Wainwright/Want Two
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特設試聴ページ
聞いているとまるで中世のお城(ヨーロッパ辺りの)に迷い込んだかのような錯覚を覚えてしまうこと請け合い! クラシックとポップスが見事な融合を果たしたルーファス・ウェインライトの4thアルバムです。 とにかく圧倒的。とにかく壮大。とにかく、何も言わずに試聴して見てください。今このアルバムを聞きながらこれ書いてるんですが、私はもうこれ以上何も言えません…(笑)
Antony & the johnsons/I Am A Bird Now
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特設試聴ページ
05年の英国マーキュリープライズの受賞で一躍有名になったアントニーくんとジョンソン達。 アントニーくんは本当に物凄い声の持ち主です。殆どオペラ・スターさながらに声を震わせながら愛を歌う彼に 誰も彼もがメロメロになってしまうことでしょう…この歌唱はきっと、全ての「差」や「線」を超越してどこまでも 届いて行くはず。改めて人間の持つ声の力を認識させられるアルバムになっています。 サポートアーティストも豪華に、前述のルーファス・ウェインライトやルー・リード(!)などが参加。
Sondre Lerche/Two Way Monologue
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公式サイト内のE-CARDページ
ノルウェーの若きシンガーソングライター、ソンドレ・ラルケの2ndアルバムは全体的に前作よりも洗練された雰囲気のものになっています。 実験的な要素は控えめになりましたが、やはりそこはソンドレくん、一筋縄では行かないんです。一聴して伝統的かつ普遍的な楽曲の中に 巧みに織り込まれる麗しのコード進行(通称=ソンドレくんの甘い罠)…乙女も男子も瞳が星になってしまうこと間違いなし!!腰砕けです!!
Patrick Wolf/Wind In The Wires
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BBC RADIO内の紹介ページ
中世イギリスのダークなエッセンスとエレクトロニカの混ぜあいでこんな不思議なアルバムが生まれました。 アイルランド出身、イギリス育ちのパトリック・ウルフの2ndアルバム。かなり実験的だった前作に比べ、 シンガーソングライターとしてのパトリックの魅力をより引き出したものになりました。 メロディは更に繊細かつ攻撃的に、詞も神話を題材に取り上げたりして、寓話的ながらも奥深い内容です。 ウクレレやヴィオラなどの伝統的な楽器とノイズを含めたエレクトロニカサウンドが 織り成す独特の世界観。美しいです。
Jeff Hanson/Son
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公式サイト内の試聴ページ
音だけ聴いててっきり北欧系三つ編み美少女が歌っているものと思っていたら、なんと男性でした… このまるで少女のような声を持つSSW、ジェフ・ハンソンのデビューアルバムは、 ピンをと張り詰めた冬の空気のような強さと、暖かい陽射しのような柔らかさを併せ持った快作。 アレンジはギター一本での弾き語りや、すべて彼自身が手がけたという王道のバンドサウンドであったり、 決して派手ではありませんがその繊細な歌唱を一層美しく際立たせるものとなっています。 06年2月に来日公演が実現!管理人も観に行く予定です。
Jaymay/
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公式サイト内の試聴ページ
ジェイメイはニューヨーク在住の女性シンガーソングライター。 少し憂いのある素朴な歌声は、目新しくはないかもしれませんが 何か訴えかけてくるものがあるように思います。基本はギター一本での弾き語りのようですが、 ライブで聞かせてくれるアコースティックでノスタルジックなバンドサウンドもとっても粋な感じ。 まだ音源のリリースは有りませんが、これからに期待です!

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これから取り上げる予定のテーマ
・Labradorレーベルとスウェーデン
・USインディーバンド
ではまた次回お会いしましょう。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!